オシロスコープは、既に何台か持っていますが、中華製を購入する場合や、シングルボードコンピュータを使って自作したらどんな感じになるのか、ぐぐってみました。
オシロスコープ
TDS2014B
普通なら、これくらいのオシロスコープを買えばいいのでしょう。
100MHz の周波数帯域と最大 1GS/s のサンプル・レート、入力4ch
パソコンとのインタフェースはUSBでデータを読み出せる。
中華製 XDS3104E
ほぼ同等?1GS/s 100MHz帯域 入力4ch
タッチパネル機能も付いて6万円台
中華製 デジタルオシロスコープDIYキット
入門機として、ぐっと性能を1000分の1ほど落として
1MS/s 200KHz帯域 入力1ch 3000円台
@yutililさんが、製作過程を細かく記事にされています。
チップ部品がすでにハンダ付け済みだそうです。ハンダコテは必要です。ちなみにハンダ付け時に出る煙には各種金属が含まれ有毒です。換気しながら作業しましょう。
実は私も既に買って組み立て終わって使っていたりします。
コンパクトなので、どこにでも持ち運べるのがいいですね。ACコンセントが必要ですが。ACコンセント端子の接触がいまいち。GND接続なのに、時々ピコっとノイズが乗る。
Arduino 簡易オシロスコープ
50k/s? 1MHz帯域 入力2ch
ATmega328が搭載されたシングルボードarduinoが必要です。
こんな感じのボードを使えば、簡易オシロスコープが出来上がります。
もっと性能のいいものが欲しいですが。Atmega328(5V、16MHz)なので、もっとクロックの早い物を選べば性能を上げられるかも。
秋月電子のオシロスコープキット集
6種類くらい登録されています。
組立キット/測定器キット/オシロスコープキット 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
秋月電子のZ80キット
今回のオシロの特集には、まったく関係ないですが、Z80でいまだに、CP/Mを使っておられる方がいたので、メモしておきます。
組立キット/マイコンキット/Z80キット 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
dsPIC33Fでオシロスコープ試作
Arakinさん
サンプリング周波数500Ksps ※1チャンネル単独の場合は1Mspsと、性能は、かなり良さそうですが、±の波形を取ろうとして、自作オシロの入力アンプ作成など、かなり難易度が高そうです。この記事は2007年の物なので、2020年の現在では、もっと高速のワンチップマイコンが手に入りそうです。あと、本番ではと書かれて、その後の記事が無いことが気になります。日記を読み進めていくと、どうも途中でホームページの作成をやめられたようです。残念。
QVGA液晶表示器によるオシロスコープ
dsPIC33FJ64GP802を使用
http://www.picfun.com/dsPIC33/dspic33frame.html
憧れのオシロスコープが手に入る! そんなDIYキットを組み立ててみました
アナログ帯域幅:0〜200KHz、サンプリングレート:最大1Msps
部品はチップ部品ではなく、比較的ハンダ付けし易いリード部品です。
その他
高級なオシロスコープの内部が見れます。
すごく高級なオシロスコープを修理した話 – kuriuzublog
まとめ
回路図を含め、自作例がないか、いろいろ探してみました。キット品は、性能が低かったり、入力端子が1本しかなかったり、GNDの絶縁が甘かったりと、使い勝手がいまいちそうです。中華製は、入力部分のOPアンプに安物が使われてノイズ波形になったりします。値段は安いですが。厳密に測定するのでなければそれでもいいかもしれません。