石油ファンヒーターを分解してみた
以前紹介した、故障したコロナ社の石油ファンヒーターを、構造がどんな風になっているか、粗大ごみに出す前に、分解してみました。ただ分解しただけで、回路の細かい解析は、一切やっていないです。機種は、GT-C32BY(1998年製)です。
背面の写真です。
四つネジを外すと、簡単にファンのふたを開けることができました。すごいゴミが付いています。
ファンの奥には、円筒形の銅色の金属が見えます。この中で、気化した灯油が燃えています。で先ほどの大きなファンの風で、前方に空気を送って温風にしているのかな。
次は前の部分をばらしていきます。側面2か所のネジを取るだけで、前面のふたが空きます。こちらもかなり汚れています。
全面のパネルを外します。ネジ3個で付いていました。1個は、見にくい所にありました。
下の部分の拡大図ですが、灯油缶のある右(気化器)から燃焼部分(バーナー)の左へ細い管を伝って、気化した灯油が送られます。
他の修理ブログでは、更にこの気化器をばらして、ニードルロッドと言う、点火プラグみたいな部品を取り出して、サンドペーパーなどで磨いて、修理しています。
他にも、バーナー内部の点火プラグや、フレームロッドを磨いて修理している人もいました。
古い年越し灯油を使うと、気化器や、細い管で悪さしそうですね。
基板に載っている部品は、M38223M4 三菱(今はルネサステクノロジーズ)の8bitワンチップマイコン、SSR、オムロンの12Vリレー、ブザー、トランスと電解コンデンサなどです。
抵抗やセラミックコンデンサーのチップ部品を使っていないほど古い基板。電解コンデンサは、もう寿命かも。
全面上部のコントロール基板を、ばらそうとしましたが、爪でとまっていて、簡単にはばらせそうにないので、あきらめました。
以上、石油ファンヒーターを分解してみたでした。
ではでは。
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