NEEWER社のNP-F550 充電時間
NEEWER社のNP-F550
去年、物撮りのためにLEDライトと、バリアングル撮影できるようにLCDモニターを導入しました。その付属電池として、NEEWER社のNP-F550充電池が、2個と1個それぞれ付いて来て、更に1個LCDモニターに付いていないと勘違いして購入して、計4個入手してしいました。
この電池は、SONYのNP-F550充電池の互換電池です。物撮りの時LEDライトは、すぐに消すようにしているので、2、3週間くらいは楽に持って容量的には全然問題ないです。
試しにLEDライトNEEWER Model 280を50%の明るさで、つけっぱなしにしたら、全部使い切るまで正確に時間を測っていないですが、4時間くらいかかりました。
放電時間計算
合っているか、定格から計算してみました。
この電池NP-F550の定格は、7.2V 2600mAhと書かれています。
LEDライトの定格は20Wで、片側のLEDしか点灯しなかった、2個付いているから
点灯時間 = 電池容量電流時間 ÷ (ワット数 ÷ 電圧)
点灯時間 =(2600mAh x 2個)÷ ((20W÷2片側)÷7.2V)
点灯時間 = 5.2Ah ÷ 1.38A
点灯時間 = 3.7h 大体合っていますね。ワット数W=電流Ax電圧V
充電時間計算
問題は、充電時間です。それぞれ充電器も付いてきて、裏面に書かれている定格は、次の通り。
1台目 LEDライトに付属の NEEWER社製 充電器
Input入力 5V 2A(min) Output出力 8.4V 800mA(±50mA)
先ほどの空にした充電池を使って充電しましたが、 4時間30分かかりました。
2600mAh ÷ 800mA = 3.25h (3時間15分) あれ長くかかっている?
実際にどのくらい電流が流れているか、USB電圧電流計で入力の電流を測ってみました。結果は、1.4Aでした。すると出力の電流は、830mA 大体合っていますね。
5Vを8.4Vに変換する変換効率や、電池に充電する時の化学反応効率が、3.25÷4.5=72%だというところでしょうか。どちらも100%の効率になることはあり得ないので。ざっくりの計算ですが。
2台目 同時購入推奨品 FEELWORLD Master BATTERY CHARGER
Input入力 5V 1A Output出力 8.4V 800mA
ここで既におかしい。最大出力の電圧電流が出せない。
充電時間は、約7時間かかりました。
入力電流は、USB電圧電流計で1Aでした。Input入力電流は表記通りでした。
1Ax5V ÷ 8.4V = 595mA (ここの電流は、想定で計算しました)
2600mAh ÷ 595mA = 4.36h
4.36 ÷ 7 = 62% 全体の変換効率
変換効率って、こんなものなんでしょうか。しかし7時間は長すぎです。いままで全部放電したことが無かったので気が付きませんでした。充電器によってこんなに時間差があるとは。推奨品で付いている商品があっても、入力定格にも注意して買おうと思います。
NP-F550は、SONYの物も含め1,500mAhから3000mAhまで、いろいろな種類の物がアマゾンで売られています。本当の実力は、書かれている定格通りなのだろうか?
結論:充電器によって充電時間が大きく違う。早くても4時間半かかる。
入力定格に注意!
余談ですが、クルマのエンジンの熱変換効率が、研究で50%を超えたそうです。
クルマの熱効率は、電池の変換効率と比べて低すぎるので、キャパシタコンデンサを付けて再生エネルギーを再利用して全体の効率を高めたり、ハイブリッドエンジンにして半分電池を使って効率を高めたり、電気自動車を開発したりしていますが、エンジン自体の効率が上がったら、自動車会社の戦略が変わってきますね。
ではでは。