壊れて新しい掃除機に買い替えて、もう使っていなかった掃除機を分解してみました。(修理ではない)
底の写真
2010年製とあるので、11年前に作られた掃除機です。たまにしか掃除しないのと、もう一台別の掃除機があったので、稼働率が低く長持ちしたのだと思います。
ゴミパック入れ
この手の昔からある掃除機は、ゴミが溜まったら、パックごとポイっと捨てることができ、紙袋なので、ゴミを見ることはありません。(ホースの口の部分でちょっと見えますが。)
分解するには、上のふたの下のネジ(赤丸の位置)を外す必要があるのですが、ふたを閉じた状態でも、写真のように開いた状態でも、ふたが邪魔で外すことができません。
小さい上蓋を外す
丸い部分をプラスドライバーで押し込んでいたら、浮いてきて、更にマイナスドライバーで広げたら外れました。
上の小さいフタを取って、回転する足の部分を広げて上に引っ張ったら、上蓋がやっと外れました。
上の大きな蓋を外す
先ほどのネジを外し、周りの4か所のラッチをマイナスドライバで外すと、絶縁シートを被った基板が現れました。
基板
絶縁シートを外した写真。
基板裏面
下の白い部分が1次側、AC100Vがかかっている、危険な高圧部分。
上の部分が低圧部分。放電が起きないように1次側と2次側を離す安全規格の沿面・空間距離は5mmくらいでしたっけ?
比較的壊れやすい円筒形の電解コンデンサは、液漏れや形状変化は見られませんでした。
ワンチップマイコン
左下に水色のセラミック発振子が見えるのと、足の数が多いので、多分東芝のワンチップマイコンだと思われるのですが、表面に書かれた型番でググっても何もヒットしませんでした。
左のトランス2次側回路から出た正弦波をD41~D44のダイオード4個で、整流してますね。たぶん。左下の可変抵抗10kΩ(103)は、何を調整しているのだろう。
1次側回路(たぶん)
TLP560G:東芝フォトカプラ(IC401)
BCR16CM12L:中電力交流制御用トライアック
下のトランスの3部品で、絶縁型フライバックコンバータ回路かな?
基板にも、焼け焦げや部品破損などの、これといった異常なし。
ネジよりもラッチで止まっている方が多いので、分解に苦労しました。まるで知恵の輪外しみたいでした。
次回(その2)に続く。
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